降ふり出だした通とおり雨あめ
街まちの雑踏ノイズが息いきを潜ひそめ
Pauseをかけたみたい

ラッシュアワーのホームすり抜ぬけ
目指めざす場所ばしょはいつもの景色けしき

誰だれにも負まけないように
ヒール響ひびかせて、胸むねを張はって、
溜ため息いきを閉とじ込こめた

こんなはずじゃなかった、と囁ささやく心こころを
精一杯せいいっぱいの笑顔えがおで支ささえては
ユメの置おき場所ばしょだけはなくさないのが
せめてものプライド

なにかがある…信しんじ続つづけた
ありふれてく日々ひびの中なかでも

人波ひとなみに流ながされて、消きえそうになる
あの私わたしを見失みうしないたくなくて

雨宿あまやどりもせずに、雫しずくに涙隠なみだかくし
立たち尽つくしていたら…キミがいた
さし出だされた傘かさ、不意ふいにあふれだした
こらえてた思おもいが

名前なまえも聞きかずに泣なき続つづけた
なんにも云いわずにいてくれたね

いまキミはどこにいるの?
いつか会あえるかな?
ありがとうの気持きもちを、届とどけたい
おなじこの街まちのどこかにキミがいる
もう傘かさはいらない

降ふりやんだ通とおり雨あめ
目めを醒さます街まち
止とまっていたMelodyが流ながれ出だす