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まぶたをあけてなお
やみならば
ゆめそことどまりましょう

この身覆みおおしろ緞帳カーテン
あざやかなえが
あなたのやさしい眼差まなざ

つめてください
このにたったひとりで
まれてきた
もなきたましい

だれかがわたしに
そっとれれば
そのゆびがあなただと
しんじられるつよさだけが
わたしの真実しんじつだから

かつてこぼれた
いろ
あらそいのえるくさ

荒野こうやよりつめたいこのむね
ながかなしみも
いつかけるのでしょうか

むかえてください
このでいまもひとりで
りそうに
ふるえるたましい

だれかがわたしに
びかけるたび
そのこえはあなただと
おもつづけられるちからだけが
いのちたすの

さがしてください
このでずっとひとりで
きることを
おぼえたたましい

だれかがわたしを
げるとき
そのうではあなただと
しんじて運命さだめだけが
わたしのすべてのひかり