昼下ひるさがり 手てをひかれ
雨上あめあがり 出でかけよう
お気きに入いり 赤あかい靴くつ
ララララララララララ
鼻はなうたを連つれて

公園通こうえんどおりから 木漏こもれ日びをよけて
かけ出だす小ちいさな手てを
離はなさないでいてくれたんだね

鳩はととシャボン玉だま 少すこしだけ
あなたの気持きもちが分わかりました
いつか見みた空そら それは何なんて
やさしい気持きもちをくれるんでしょう

誰だれもいない 砂場すなばから
いびつな泡あわを飛とばす
ほんの数秒すうびょうの魔法まほう
ユラリユラリユラリラ
願ねがいをのせて

たどたどしく歩あるく 小ちいさな鳩はとに並ならぶ
そわそわしてるのは
きっとパパかママに違ちがいない

鳩はととシャボン玉だま 気きがつけば
あれから季節きせつは 幾度いくどと過すぎ
頬ほおをさす風かぜ まだ少すこし
肌寒はださむい2月にがつの 乾かわいた空そら

風邪かぜを惹ひかないように
転ころばないように
未来みらいを願ねがう その背中せなかが
いつのまにか小ちいさくなった

鳩はととシャボン玉だま 少すこしだけ
あなたの気持きもちが分わかりました
いつか見みた空そら それは何なんて
やさしい気持きもちをくれるんでしょう

鳩はととシャボン玉だま いま僕ぼくは
あなたの気持きもちが分わかりました

鳩はととシャボン玉だま 鳩はととシャボン玉だま
鳩はととシャボン玉だま 鳩はととシャボン玉だま