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なぜこのゆび心締こころしめつけられるたびに
わたしのこののどを 時間じかんかけてつぶしてくのだろう
この記憶きおく欲望よくぼうたしつづけるがために
一瞬いっしゅんあいすべきひと名前なまえさえもわすれられるのだろう

でもつみ背負せおうことを のぞんでなどない
悪魔あくまのゆくえを わたしゆるしている

いつからこんなにこわくなったの
ひかり目指めざすべきことが
何度罪なんどつみかさつづけても
このこころこわれないこともわかっているのに

気付きづけばわりをねがって はじまりをころしてた
裏返うらがえしの言葉ことばでしか たしかめられないきずなはからんでいく
わらないかがやきがあることは しんじられないでいるけど
ずっとずっとわたしまえから えないでいてほしい

あいだけがいまからでも おそくないこと気付きづかせてくれるのか
こころ世界せかいまれたあかしとして

たしかなものがなんなのか
わからなくなるほど きずつけっても
このえるものも えないものも
さわれないこころあいせたら

おろかなうみおぼれたときだって
かすかなのぞみかばってこれたのは
それでもきずなつないでいてくれたから

おさなころからおそれてた
くらうみおぼれてしまうこと
それでもがれるこころまもっていきたい
さがしていきたい

いくつかの出会であい ひとつひとつ
わたしわたしであるための
奇跡きせきだと気付きづいていきたい

これ以上自分いじょうじぶんころさないように
これ以上心いじょうこころ ころさないように