とぼけるなよ
止とまって見みえるのは気きのせいさ
守まもるものはここには何一なにひとつないさ

伸のばした髪かみは僕ぼくの目めや耳みみを塞ふさいでる

こんな事ことは云いいたくないのさ

腰こしを上あげな、わからず屋や
全すべてを破やぶれ
屋根やねで空そらが見みえないだけ

その汗あせばんだ肌はだからは出逢であった頃ころの匂におい

こんな事ことは云いいたくないのさ
何なにかが違ちがうと考かんがえる頭あたまは真まっ白しろに

青あおい空そらは遠とおくなってゆく
あなたの言葉ことばやぬくもりを思おもい出だしたら
夕凪ゆうなぎが言葉ことばも云いわず暮くれてゆく

僕ぼくは今日きょうも変かわりなく何なにかのために生いきている

こんな事ことは云いいたくないのさ
何なにかが違ちがうと考かんがえる頭あたまは真まっ白しろに