秋あきの月つきの砂すな 落おちた スローモーションに
通とおり過すぎた雨あめの余情よじょうに 思おもいを馳はせて
今日きょうも誰だれかが泣なく 透明とうめいな生命せいめいの所為せい
同おなじ星ほしの下した 光ひかりは果はてたか?

辿たどり着つくは鉄てつの冷さめる音おとか? 日々ひびを賭かけた音おとか!

嘆なげきの中なかで 僅わずかに浮うかぶ 絶音ぜつおんの果はてに 結晶けっしょうの息いきを
月光げっこうを超こえて 今いまを受うけて

響ひびけ! 翳かざせ! 放はなたれたエコーと共ともに
響ひびけ! 加速かそくして 突つき刺ささる秋あきの夜よるに

君きみは知しるだろうか? 無情むじょうの日々ひびの意いを
本能ほんのうは少すこしだけ 土つちを忘わすれていたんだ

嘆なげきの中なかで 僅わずかに浮うかぶ 絶音ぜつおんの果はてに 結晶けっしょうの息いきを
月光げっこうを超こえて 今いまを受うけて

響ひびけ! 翳かざせ! 願ねがわくばエコーと共ともに
響ひびけ! 加速かそくして 突つき刺ささる秋あきの夜よるに