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いつのにかわすれていた なつうみまぶぎて
かえれば くずれそうで ばせばこぼれそうで

桐一葉きりひとはちるおとに カゲロウもみみませば
けてゆくもりなかおもいが又一またひとともった

月明つきあかりせてのぼさき
いまでもとおひび
祭囃子まつりばやしはらせんをえがいて
つぎあさへそっとえた

いつのころいかけていた てるほしいかけていた
かえればもどれそうで ばせばとどきそうで

きりおくかえらぬ場所ばしょ 又全またすべてがはじまってゆく

さがしていたのは貴方あなたこえ えがいていたのは貴方あなたため
しずかにひらいた世界せかいさきおもいが此処ここ又一またひとともった

月明つきあかりせてのぼさき
いまでもとおひび
祭囃子まつりばやしはらせんをえがいて
つぎあさへそっとえた

なつわりのいくつもの余韻追よいんおいかけてゆくほど
祭囃子まつりばやしはらせんをえがいて
つぎあさへそっと

月明つきあかりせてのぼさき
いまでもとおとおひび