楽たのしい話はなしをしようぜ まず始はじめにモーテルで目めが覚さめる
カーテンの隙間すきまから朝日あさひこぼれ 俺おれは黒髪くろかみで瞳ひとみは宇宙うちゅう
ラクダ柄がらのアラビアの絨毯じゅうたん その上うえに君きみは足あしをおろした
近ちかくを走はしってる高速道路こうそくどうろ その音おとはまるで氷こおり
昨日きのうまではすべて夢ゆめで
水道すいどうの水みずに触ふれると その冷つめたさが

とても愛いとしく感かんじられたのさ タイルは白しろで清潔せいけつな臭におい
灰皿はいざらの上うえを蟻ありがはってる 心こころは深ふかく落おち着ついてる
気きにしないで 誰だれもいない
水平線すいへいせんの向むこうに 月つきが眠ねむってる
何処どこへ行ゆこうと2人ふたりならいいと
言いったはずだよ 忘わすれてしまったの

美うつくしい川かわが流ながれてる 俺おれとおまえは船ふねに乗のってる
ロシア製せいのエンジンは静しずか 岸きしはずっと遠とおいから
微笑ほほえみは愛あいになって
2人ふたりを包つつんだ うれしいね
このまま2人ふたりで何処どこかへ行ゆこうよ
辿たどり着つきたい場所ばしょなんてないけど

このまま2人ふたりで何処どこかへ行ゆこうよ
このままこうして揺ゆられていたいんだ

おまえの心こころが僕ぼくの心こころになって
このままこうして揺ゆられて いたいんだ

いたいんだ いたいんだ