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なみだてはしない しそうな嫌悪けんおあめ
ってはこころをにごらせ ひどくからっぽになるまでさらってく

きみはどこまであるいてゆくの さびしそうにわらいながら
たのしくない笑顔えがおなんて ぼくたくない
少女しょうじょひとみ かげのこして けむりてる
あめ中溶なかとけていった 灰色はいいろなみだ

雨音あまおととおのいてく やわらかなひかり
無力むりょくだろう 孤独こどくだろう それがぼくらだろう

なみだてはしない しそうな嫌悪けんおあめ
ってはこころをにごらせ ひどくからっぽになるまでさらってく

きみふたたあるした 雨上あめあがりのにおいのなか
夕焼ゆうやけはすべてのものをおないろにした

とうがらしいろけむり そらってえる
みずたまりも きみかげ斜陽しゃようなか

なみだてはしない しそうな嫌悪けんおあめ
ってはこころをにごらせ ひどくからっぽになるまでさらってく