話はなし合あっても平行線へいこうせん だけど帰かえる家いえはここしかないの
逃にげ込こむのはいつものキッチン あなたの知しらない私あたしだけの場所ばしょ

ローリエを入いれる瞬間しゅんかんが好すき 魔法まほうの棒ぼうを振ふるみたい

ことこと揺ゆれるジャガイモ
困こまらせたいわけじゃないの
ふわふわ踊おどる湯気ゆげにのって
嫌いやなムード飛とんでゆけ

とがる言葉ことば 絡からまる弱よわさ 小麦粉こむぎことバターをちゃんと溶といて
注そそいだ愛情あいじょうの分ぶんだけ よくばりな応こたえを期待きたいしちゃう

落おとしても割われないプラスティックの皿さら きっと私わたしもこんな感かんじ

ついつい多おおめに作つくってる
あなたがリビングで待まってる
完成間際かんせいまぎわのブロッコリー
私あたしはあなたに甘あまえてばっかりだわ

ことこと揺ゆれるジャガイモ
寄より添そっていたいだけなの
ふわふわ踊おどる匂においにのって
ごめんなさいって言いえるかな

シチューよ 宇宙うちゅうになぁれ。