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にじのようなひかりさが旅路たびじ
1ひとつずつかばんめていった
ゆめつづった言葉ことば ふるぼけた写真しゃしん
それはまるで未来みらいへの手紙てがみ

とき相変あいかわらず
わらって もがいて つまづいて
かぜわり容赦ようしゃなくはだをかすめて
またひと季節きせつわっていく

雪解ゆきどけからはなあざやかに
びていくみちんで
そのなかえないのはメッセージ
あのころ たくした すべてのおも

はしることにつかれたとしたら
やすめばいいとかたたた
その過去かこからの手紙てがみにぎりしめてまた
明日あすへと旅立たびだ

自分じぶんのそのあしすすんでくこと
みんなそう 日々ひび不安ふあんきず
それでもパンドラは はこひらいて
希望きぼうというあかりをのこしていた

このさき あとどのくらい
わかれにさらわれ 出逢であいを
かぜわり容赦ようしゃなくはだをかすめて
うしなったあなたとかおりをさそ

一晩中雨ひとばんじゅうあめたれたあの
わたそらんだのは
おさなぼくきざんだメッセージ
あのころ ねがった すべてのつよさ

いつかまろうとしたなら
このこころ めるように すく
その過去かこからの手紙てがみわすれないように

だれもがちが目指めざしたその場所ばしょ
いつのかきっと たどりくまで

雪解ゆきどけからはなあざやかに
びていくみちんで
そのなかえないのはメッセージ
あのころ たくした すべてのおも

いつかまろうとしたなら
このこころ めるように すく
その過去かこからの手紙てがみにぎりしめてまた
明日あすへと旅立たびだ