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さびしくなるくらいしずかな午後ごご
突然とつぜんあなたはわらいかけた
ペンキステッチのジーンズいて
なにえなくなりそうな陽射ひざいて

かけちがえたのはボタンだけじゃない
出会であうのがおそすぎたわけでもない
とどめのやさしさ のどふかいとこ
いまにもこわれてしまいそうな時間じかんめて

雨上あめあがりがり
でもあるけないわたし
ぼくじゃ駄目だめかなもうかないでって
そっとさそしてくれた

こんなずるいおもいじゃあなたとは
一緒いっしょにいたいけど いられないよ
あたしおおきめのジャケットかけて
そんなのってるってあなたはわらった

雨上あめあがり二人語ふたりかた
たとえこたえはなくても
足元あしもとうつみずたまりひびわたれば
どこまでもけるようなそんながして
となりんだ

こうよ ほらこうよ あのにじまで 風鳴かぜならして
こうよ すぐにくさ えてしまうまえ
こうよ ほらこうよ なにもかも ほったらかしで
こうよ ほらこうよ あのにじまで かないで