風かぜがたどりついた
丘おかのうえで撮とった写真しゃしんには
こぼれ落おちる太陽たいよう
翳かげりなく 笑わらった君きみがいる

遠とおく揺ゆれるさざ波さみに果はてのない 夢ゆめを誓ちかう

今いまよりずっと無邪気むじゃきでいれたんだ どこにいても
「立入禁止たちいりきんし」 壁かべをよじのぼった 地図ちずなき青春せいしゅん

できないことは 何なにもない
ひたすらに 胸むねの高鳴たかなり
あの頃ころは 輝かがやいてた

忘わすれながら人ひとは探さがしながら
生いきてゆくのさ あの日ひを想おもいながら

街なちの片隅かたすみに花壇かだんがあって
どこかで見みた花はながある
ひし形がたに区切くぎられた夕暮ゆうぐれ
フェンス越ごしに子供こどもたちがはしゃいでる

眺ながめながら にじみ出だす
微熱びねつのような想おもい出でが
少すこしだけ ここちよく

忘わすれながら 人ひとは探さがしながら
生いきてゆくのさ あの日ひを想おもいながら

まわる車輪しゃりんのよう
時ときは止とまらない
予想よそうよりも早はやいけど
想おもい出だそう あのときを…

忘わすれながら 人ひとは探さがしながら
生いきてゆくのさ あの日ひを想おもいながら

歩あるいてゆける 歩あるいてゆこう