今手いまてのひらに舞まいおちた粉雪こなゆき
冷つめたく震ふるえた身体からだをそっとあたためた

君きみがくれた日々ひびと共ともに 幻ゆめを見続みつづけている
確たしかな時とき 色褪いろあせない蘇よみがる記憶きおく

君きみに逢あいたくて今いまも逢あいたくて 眠ねむれずに
光ひかる街並まちなみと君きみが溶とけていく
雪ゆきのように

今手いまてのひらに降ふり注そそいだ光ひかりは
全すべてを奪うばい去さり 深ふかく胸むねを傷きずつけた

憶おぼえている? あの約束やくそく
二人誓ふたりちかい合あった未来みらい
目めを閉とじれば浮うかんでくる幸しあわせな日々ひび

君きみに逢あいたくて今いまも逢あいたくて 眠ねむれずに
季節きせつが変かわっても溶とけることのない
僕ぼくの想おもい

たくさんの優やさしさを残のこし去さってゆく
大切たいせつな君きみへと続つづく空見上そらみあげ
戻もどらない君きみの帰かえりを待まっていた
いつまでも