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よみがな
ここからさきあゆみちのり きみかげえない
ときながれは 無情むじょうさととも

こころいたあなかずはもう かぞえきれないほどに
ゆるりよる不条理ふじょうりのぞ

どこにでもありふれた普通ふつうはな
ひらかないこともあって
世界せかいでひとりのこされたような
孤独こどくかれる

何度なんどこえれてしまうほど くずれた日々ひび
いまはその意味いみが わかるがするよ

こえにならないきみの「サヨナラ」
どうにもならないこと
せめてゆめえたらどれほどだろう
かなしき想望そうもう

最期さいご 最期さいご きみきみわりにのこしたものが
大切たいせつなにかをおしえてくれた
どうか どうか このおもいが
旅立たびたきみへととどきますように

雨降あめふまち片隅かたすみ
だれらない物語ものがたり