突然会とつぜんあいに行いって驚おどろかせたり
電話でんわごしでじっと泣なき合あったり
子供こどもじみた台詞せりふが妙みょうにおかしくて転ころげたり

テレビつけたまんま居眠いねむりしたり
ほんのちょっと 誰だれかに嫉妬しっとしたり
時間通じかんどおりの電車でんしゃが君きみを連つれて行いったり

知しらないだろ...?
一瞬いっしゅんでも見過みすごせない 君きみの仕草しぐさ
あまりにも不器用ぶきようで 愛いとしすぎるから

もう何なにもいらないよ 君きみが笑わらってるだけで
心こころの果はてまで 照てらされる気きがするよ

なぜか同おなじメロディ 口くちずさんだり
不意ふいに月つきの形かたち 気きになったり
肩かたのあたる小ちいさな車くるまを朝あさまでとばしたり

知しってるだろう...?
僕ぼくの弱よわさ 君きみの前まえでは隠かくさないよ
それが本当ほんとうの強つよさだと教おしえてくれたから

もう何なにもいらないよ 君きみを抱だきしめるだけで
心こころの影かげなんか 消きえていく気きがするよ

「また明日あしたね」
白しろい手てをほどいたら あまりに空からっぽで
遠とおい背中せなかをいつまでも見みつめる

もう何なにもいらないよ 君きみが居いてくれるだけで
数かぞえ切きれない季節きせつを 二人ふたりでずっと