夢ゆめの果はてに 今日きょうが昇のぼる
冷つめたい頬ほほにそっと朝焼あさやけが 温ぬくもりを運はこんでくる

誰だれかの優やさしさも 偽物にせものに見みえる
信しんじられるのは 何なんだっけ?

知しりもしない胸むねの痛いたみ
得意気とくいげに語かたりながら隠かくしたよ 何なんにも知しらない事ことを
歩あるく術すべを失なくした人ひと
誰だれかが指ゆびをさして笑わらったよ 周まわりを見渡みわたしながら

つられて笑わらったよ 目立めだたないように
一人ひとりになるのが恐こわかった

ねぇ僕ぼくは誰だれ?傷きずつく事ことを拒こばんだらほら消きえた名前なまえ
気付きづいてたんだろ?僕ぼくが弱よわい人ひとだって事胸ことむねの奥おくで
「使つかってない勇気ゆうきがまだ半分はんぶんもあるんだろ?」

勇気ゆうきを手てに立たちつくした
僕ぼくに何なにができるんだ? 説明書せつめいしょを探さがしてる

安売やすうりの感動かんどうで 満みたした感情かんじょうが
震ふるえた声こえで「見損みそこなうな!」と叫さけぶんだ

ねぇ君きみは誰だれ?いつも側そばにあった声こえ あぁ君きみは僕ぼくだ
優やさしい声こえも希望きぼうも僕ぼくらの未来みらいもただそこにあるだけ
使つかってない勇気ゆうきで今いま そのドアを開あけるんだ