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とお陽炎かげろうえた川辺かわべまちには
風追かぜお無防備むぼうびこえ

当分とうぶん、あのみたいにわらえそうにないけど
れたくついで びたあし隙間すきま

そっとじた
そらまではえそうになくて

いつかきみきだとはなしたまち
一人ひとりきりおもさがして いまやっと気付きづいた
ああ…大切たいせつすぎるととき悪戯いたずらぎてゆく
ぼくはふっと{頷
きみ}はもういないのに…

全部うなずいた{君ぜんぶうそみたいで右胸叩みぎむねたたいた
いきくるしくなって のこされたことった

そっとじて
まれないよわさをやんだ

いつかきみきだとはなしたまち
ぼくだけがすこしずつ大人おとなになってゆくんだね
ああ…空回からまわりしてたゆめ
大丈夫だいじょうぶきみよりも上手じょうずにね かなえてみせるよ

いつかきみきだとはなしたまち
ときだけがおともなくながれて 二人ふたり出逢であえた
ああ…もう二度にどえないけど わすれない
弱虫よわむしぼくをただわらばした きみらしいやさしさを

とお陽炎かげろうみたいなあったかい笑顔えがお
しずかにそのじた