人混ひとごみすり抜ぬけては増ふえてく 小ちいさな傷跡きずあとさえ抱だきしめてる
真まっ赤かなルージュは なお淋さびしく この心奪こころうばってゆくよ

娼婦しょうふの真似事まねごとみたいに 冷さめた目めつきで誘さそう
一人ひとりで生いきてゆけますなんて お気軽きがるなフリして

着飾きかざるだけなら良いいけれど 虚勢きょせいも虚像きょぞうも さあさ脱ぬぎ捨すてて
急いそいで生いきてくつもりなら 鼓動こどうも孤独こどくも高鳴たかなるだけ
強つよがるばかりも良いいけれど 臆病風おくびょうかぜなど そう吹ふかせやしない
危険きけんな香かおりと知しりながら 求もとめてやまない そうさ 止とまらない

時代錯誤じだいさくごの台詞せりふは言いえない 全然ぜんぜんちゃんと 照てれずには言いえない
シャンパングラス交かわすメロディ 君きみと乱みだれたいと思おもう

怖こわがる素振すぶりも巧たくみさ そんなとこも良いいけど
今夜こんやは一人ひとりの女おんなの 本音ほんねを聞きかせて

着飾きかざるだけなら良いいけれど 虚勢きょせいも虚像きょぞうも さあさ脱ぬぎ捨すてて
急いそいで生いきてなきゃらしくない くびれたラインと狂想曲きょうそうきょく
強つよがるばかりも良いいけれど 臆病風邪おくびょうかぜなど そうさ ひきたくない
危険きけんな香かおりの良いい女おんな 冷つめたい瞳ひとみに もう止とまらない

着飾きかざるだけなら良いいけれど 虚勢きょせいも虚像きょぞうも 全部愛ぜんぶあいしましょう
急いそいで生いきてる二人ふたりなら 確たしかに彼方かなたに飛とんで行いけそう
人畜無害じんちくむがいの空そらは嫌きらい 生いきてる証あかしが 見みつけ出だせない
危険きけんな香かおりの良いい女おんな 鼓動こどうも孤独こどくも 高鳴たかなるまま
危険きけんな香かおりの良いい女おんな 鼓動こどうも孤独こどくも 高鳴たかなるまま