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かなしい季節きせつはまだつづいてく そばにいる つね
何人なんにんかがきそってめた順番じゅんばんはもう意味いみくなったの

ってあるものをつかまえる 容赦ようしゃない視線しせん
そのときのおまえのかおだけはとがっているぜ 予定よていくずさない

だらんとしてキャップをめないのなんてくないぞ
あらゆるものがはなれていく こぼれていく
すこしだって余裕よゆうはないぞ

まったその地図ちず
まった場所ばしょ
そこでうつろがっていても
まえぐち

文字もじひとほろびるなかでひたすらに 故意こい
いまさらなにきざむ? 世紀せいきわるときにおまえはわらない

あさはかによる気取きどるとあとあぶないぞ
うつくしさのなかちかづいたらあふれている
かぎりをえてあさ

むねつあの場所ばしょ
むねあいうた
あるきながらひとうのだ
「もうさきいぞ」

ながむあのうた
こえ沿って地図ちずひら
おまえのいえわらずに みちうご

まったその地図ちず
まった場所ばしょ
すわったままでひとうのだ
「そこがぐちだ」

かなしい季節きせつにまた出会であっても
おまえはつね