- 文字サイズ
- よみがな
用水路ようすいろに沿そって続つづく8月はちがつの
日影ひかげから飛とび出だせず息いきを詰つまらせていた
他愛たあいもないはずの道みちの白線はくせんに
ふっと湧わいたためらいの言葉ことばを浮うかべてみれば
カーブミラーに歪ゆがんで映うつる僕ぼくの全身ぜんしんは頼たよりなく
いろんな言葉ことばを並ならべ立たて君きみを失うしなっていく
何なにかを知しっている町まちの子供こどもが無垢むくな頭あたまを引ひっ込こめる
虹色にじいろの光ひかりの輪わに包つつまれセダンが横切よこぎる
アーチを描えがく残像ざんぞうに僕ぼくは手てを掠かすめた
どこかに隠かくした答こたえを探さがすために
ブックセンターの棚たなを見回みまわしお腹なかが痛いたくなる
持もっているだけの秘密ひみつは明日あすを拒こばむ
眠ねむれない夜よるに当あてずっぽうな道みちを選えらぶように
瞳ひとみのなかに映うつっている空そらのパノラマは僕ぼくを待まちわび
君きみにうまく言いえない曲まがり角かどで眺ながめるだけさ
何なにかを知しっている町まちの子供こどもは雲足くもあしを追おい掛かけていく
とどまる空そらが僕ぼくを見みつめた
夏空なつぞらに見透みすかされた迷まよいを今いま 手てに取とれば
逆さかさまの気持きもち まるで鏡かがみの向むこう
カーブミラーに歪ゆがんで映うつる僕ぼくの全身ぜんしんは頼たよりなく
いろんな言葉ことばを並ならべ立たて君きみを失うしなっていく
何なにかを知しっている町まちの子供こどもはあの頃ころの僕ぼくに似にている
虹色にじいろの光ひかりの輪わに包つつまれセダンが横切よこぎる
アーチを描えがく残像ざんぞうに僕ぼくは手てを掠かすめた
日影ひかげから飛とび出だせず息いきを詰つまらせていた
他愛たあいもないはずの道みちの白線はくせんに
ふっと湧わいたためらいの言葉ことばを浮うかべてみれば
カーブミラーに歪ゆがんで映うつる僕ぼくの全身ぜんしんは頼たよりなく
いろんな言葉ことばを並ならべ立たて君きみを失うしなっていく
何なにかを知しっている町まちの子供こどもが無垢むくな頭あたまを引ひっ込こめる
虹色にじいろの光ひかりの輪わに包つつまれセダンが横切よこぎる
アーチを描えがく残像ざんぞうに僕ぼくは手てを掠かすめた
どこかに隠かくした答こたえを探さがすために
ブックセンターの棚たなを見回みまわしお腹なかが痛いたくなる
持もっているだけの秘密ひみつは明日あすを拒こばむ
眠ねむれない夜よるに当あてずっぽうな道みちを選えらぶように
瞳ひとみのなかに映うつっている空そらのパノラマは僕ぼくを待まちわび
君きみにうまく言いえない曲まがり角かどで眺ながめるだけさ
何なにかを知しっている町まちの子供こどもは雲足くもあしを追おい掛かけていく
とどまる空そらが僕ぼくを見みつめた
夏空なつぞらに見透みすかされた迷まよいを今いま 手てに取とれば
逆さかさまの気持きもち まるで鏡かがみの向むこう
カーブミラーに歪ゆがんで映うつる僕ぼくの全身ぜんしんは頼たよりなく
いろんな言葉ことばを並ならべ立たて君きみを失うしなっていく
何なにかを知しっている町まちの子供こどもはあの頃ころの僕ぼくに似にている
虹色にじいろの光ひかりの輪わに包つつまれセダンが横切よこぎる
アーチを描えがく残像ざんぞうに僕ぼくは手てを掠かすめた