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よみがな
ねむれずにまくらはなきみていく
汽笛きてきうみ
闇雲やみくもだれかがドアを
んでみたってそこにはいないから

いまにもえそうな三日月みかづき夜露よつゆれたまま
星座せいざ両足りょうあしした 不機嫌ふきげんきみかかえていた

あいするひとのため ぼくらが出来できることは いま
えない眼差まなざしで ここからつめていること

くらみなとにそびえふね帆先ほさき
寝息ねいきてるころ
きみがまた そら見上みあげるから
つきのぼれる梯子はしごかくすんだ

あさねむりにつくあのいぬてないすき
いそいでうちかえろう まっすぐに
なみだゆめなか

あいするひとのため ぼくらはなにをすればいい?
ときにはれるさきから えていきそうだよ

あいするひとのため ぼくらが出来できることは いま
地上ちじょう世界せかいれわたるらわえがくこと

だれかのこえ だれかのうた かぎりないそのごえ
ぼくらのこえ ぼくらのうた きみこえているのかい