すぐに無なくなるさ 最初さいしょから理解わかってた
気付きづかないフリで逃にげ道みちを造つくる悪わるい癖くせと
造つくり笑わらいでずっと遮光しゃこうしていた空そらは 今いま 空そらになった

指ゆびを無なくした少年しょうねんは 愛あいも夢ゆめも掴つかめずに泣ないた
路地裏ろじうらで幾度いくども生うまれ変かわりを望のぞんで 七度目ななどめの朝あさに

つぎはぎだらけの答こたえを掲かかげ
毒どくされる事ことで安やすらげるのなら
迷まよわず誘惑ゆうわくの蜜みつに身みを投なげよう

あぁ 選えらばれぬなら 所詮しょせん 私わたしなど 行ゆきずりの玩具おもちゃ
あぁ 垂たれ流ながす闇やみに 綴つづる こと切きれた「ありがとう」

泡あわになり 咲さき乱みだれ 生いきとし 生いける今いま 全すべて灰はいになれ
優劣ゆうれつ そう互たがの違ちがい違ちがい・・・・
大海たいかいに一滴いってきを垂たらすが如ごとくに 交まじわるなら
全すべて灰はいになれ 愛あいよ 灰はいに帰かえせ

あぁ 停止ていしした心臓おとに 焦あせり 平常へいじょうを保たもてず狂くるい出だしたマエストロ
あの路地裏ろじうらで 僕ぼくが掲かがげた つぎはぎだらけの「さようなら」