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銀色ぎんいろ上皿天秤うわざらてんびんにかけた希望きぼう不安ふあん
薄汚うすよごれた打算ださん 水面みなもうつつきかくした

とおからだ次第しだいうばわれて
身動みうごきとれずにちてく

りにされたままかぶ群青海月ぐんじょうくらげいた
ぼくはなんでまれたのかなぁ」
おもして」と今日きょうもゆらゆられてる
忘却ぼうきゃくうみてるまで

キラキラと鱗舞うろこま地平線辿ちへいせんたど海賊船かいぞくせん
夢追ゆめお航海こうかい現実げんじつ海原うなばらしず

色褪いろあせた唯一ゆいいつ武勇伝抱ぶゆうでんかかえて
まるでぼくだけがいしのよう

光閉ひかりとざされた頭上ずじょう群青海月ぐんじょうくらげいた
「もうあのころにはもどれない…」
メデューサのひとみたびわり見定みさだめて
おさなつきいしえた

あらし日々ひびつづった冒険ぼうけんしょ一枚いちまいずつやぶてた
メデューサのひとみたびわり見定みさだめて
おさなつきとされた

のこされた群青海月ぐんじょうくらげいた
ぼくはなんでまれたのかなぁ」
一人残ひとりのこされて群青海月ぐんじょうくらげんだ
「さよなら…ありがとう…」をのこして

まるで群青色ぐんじょういろそらただよつきのよう