虚偽きょぎと錯誤さくごの森もり
居座いすわっていた愚生ぐせい
鮮色さいしょくのネペンテスに
捕食ほしょくされた自信じしん

見みるも無様ぶざまな姿すがたに
差さし伸のべる手てなど皆無かいむ
脆もろくも崩くずれ去さったぬるま湯ゆの独我論どくがろん

羅針盤らしんばんが指さした新世界しんせかい
ありのままの我がを引ひき連つれ 北きたへ
旅立たびだちの朝あさ 満みちた月つきと別わかれ
誘惑ゆうわくの森もりを後あとにした

「You can not arrive on this way.」
僕型ぼくがたの影かげが不敵ふてきに笑わらう
「There is nothing in the north.」
目めを凝こらして影かげを蹴散けちらして 先さきへ

無我むがの霧きりの中なかで幾度いくども自分じぶんを責せめた
"失うしなった自信じしんを取とり戻もどすための旅たびだろ?"

白日はくじつの下もとにさらす真実しんじつ
抱かかえていた打算ださんは切きり捨すてて
凍いてつく風かぜを真正面ましょうめんに
五里霧ごりむを抜ぬけていた

I'm still on the way of trip.
Here's "The Beginning of the End"
New world is brighter than sunlight.
Hang in there! World is mine!

羅針盤らしんばんが指さした新世界しんせかい
ありのままの我がを引ひき連つれ 北きたへ
振ふり返かえれば霧きりの向むこう
森もりが枯かれていた