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すれちが親子おやこ姿見すがたみると
おもします
元気げんきだけがだった
あなたのおおきなこえ

たまにはかえってこいの言葉ことば
あなたの最後さいごやさしさにおもえて

子供こどもころあるいていた
夕暮ゆうぐまる 桜並木さくらなみき
あなたの面影おもかげをふる
おおきなのひらにはなびら
そっと せつなく

パズルのようにおも出埋でうめる日々ひび
みんなごした
最後さいごのカケラが永遠えいえんわかれと
わすれるように

仕事しごとわれる日々ひびなか
あなたにわかれの言葉ことばさえ
えずに

ゆきどけの川流かわながれてゆく
あわらいだ 桜並木さくらなみき
おもれないように
ふさいだ ひとひらのはなびら

今更いまさら「ありがとう」と
つたえたくても
もうとどかない
れることさえできない
こぼれるだけで…

もしもまたあなたにえたら
おな景色けしきてみたいな
もういろあせた桜並木さくらなみき
かなわぬねが
かせてみた

子供こどもころあるいていた
夕暮ゆうぐまる桜並木さくらなみき
まだちいさな手握てにぎってくれた
昨日きのうのことのように
おもえて
そっとぬくもる

ずっとのこってるよ
あなたのいろ
あのぬくもりが
まだ…