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ゆめをみた
くらくら街外まちはず
誰一人だれひとり 姿すがたはなく あかりもない

生温なまあたたか湿気しけったかぜが「 孤独こどく」とおしえた
きみさけんでみても 空間くうかんえる
かぎりなくひろがるよるわりをさがして
あるす その瞬間しゅんかんにそのゆめわった

時間じかんだけは わらずにながつづ
むなしさは このからだした

きみのいない隙間すきまこわくて レプリカでめた
きみさけんでみても 空間くうかんえる
こんなにもちかくにるのに こころとおくて
いつのか その記憶きおくからもえて すべてがもどるのか

われないから あのくして
いまわらえないよ
長過ながすぎるよるわりをとどけた
しゃがれたせみこえ

きみのいない隙間すきまこわくて レプリカでめた
きみさけんでみても 空間くうかんえる
こんなにもちかくにるのに こころとおくて
いつのか その記憶きおくからもえて すべてがとなるのか
粉々こなごな

われないから あのくして
いまわらえないよ
くらそこねむつづけてる
せみなみだ

さくらかぬはるがまたわる
これで何度目なんどめだろう
わらない日々ひびを ただげるだけの
しゃがれたせみこえ