舞まい降おりる粉雪こなゆき
街まちを白しろく染そめてゆく
舞まい上あがれ溜ため息いき
いますぐに飛とんで来きてよ

待まち合あわせたのは、
赤煉瓦あかれんがにある鐘かね
いつかふたりで、と
約束やくそくしてた場所ばしょ

きらめいた街まちは、
まるでこの心こころみたいね
なにを話はなそうか?
ときめきで輝かがやいている

それなのに突然とつぜん
少すこし遅おくれる、ゴメン!て
絵文字えもじもない言葉ことば
くちびるをとがらせてた
ふわり舞まう吐息といきが
せつなく煙けむって
持もてあます時間じかんが
さみしく感かんじた

見回みまわしてみれば、
恋人こいびとたちの笑顔えがお
取とり残のこされてく、
そんな気きがしていた

ふと気きがついたら、
白しろい天使てんしが手てのひらに
恋こいしさのかけら、
あなたにも届とどいてるかな?

舞まい降おりる粉雪こなゆき
街まちを白しろく染そめてゆく
舞まい上あがれ溜ため息いき
いますぐに飛とんで来きてよ
気きづけばその声こえが
わたしを呼よんでる
振ふり向むいたその手てに
揺ゆれるプレゼント

ふたりだけの世界せかいへ
いますぐ飛とんでゆきたい
暖あたたかいあなたは、
まるで冬ふゆの魔法まほうだね
やさしく抱だきしめて
凍こごえた心こころを、
いとしいぬくもりで
溶とかしてほしいの