明日あしたへと 続つづいている
白しろい道みちに ふたつの影かげ
小ちいさくなった ひとつの背中せなか
震ふるえる手ても…

足並あしなみを 揃そろえながら
進すすむ先さきには 愛いとしい人ひと
あの眼差まなざしは どこか
あなたに似にてる気きがする

忘わすれてないよあの頃ころを
離はなれていた心こころも
「ありがとう」
「ごめんね」 言いえずに
今いまここに立たってる

握にぎりしめたこの手てはずっと
私わたしだけを守まもってたのに
そんなことも気きづけずにいた今日きょうまで…
溢あふれる想おもい 今いまも 伝つたえられずに

泣なき虫むしな 私わたしだけど
今日きょうだけは笑顔えがおでいたい
小ちいさい時とき 歩あるいたように
肩かたを並ならべて…

覚おぼえているよあの日々ひびを
乗のり越こえた悲かなしみも
「ありがとう」
「ごめんね」 言いえずに
涙なみだが、零こぼれた

握にぎりしめた手てを放はなす時とき
あなたはどんな顔かおをするの?
そんなことも考かんがえずいた今日きょうまで…
溢あふれる想おもい 頬ほほを 伝つたっていくの

幼おさない頃ころに 約束やくそくした
あなたとの夢ゆめの続つづきは
きっとこれから彼かれとふたり
手てを取とって 描えがいていくよ

握にぎりしめたこの手てがずっと
私わたしだけを守まもってたこと
いつまでもずっと忘わすれたりしないよ
溢あふれる想おもい...

握にぎりしめた手てを放はなす時とき
零こぼれ落おちたこぼれ落おちた その涙なみだを
拭ふく代かわりに 伝つたえたい一言ひとこと
「あなたの元もとに生うまれて幸しあわせだった」

溢あふれる想おもい 頬ほほを 伝つたっていくよ…