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よみがな
消きえそうに美うつくしい いばら
近ちかくでただ眺ながめ 沈しずむ

朱色しゅいろの解とけてく糸いとは
遠とおくて そっと手繰たぐり寄よせる

触ふれてしまえば 消きえ去さり
明日あしたがもう来こないような気きがして

籠かごの中なかで歌うたうように笑わらう あなたの名なを呼よべば遠とおくて

嘘うそはやがて毒どくになる
甘あまい夢ゆめを連つれて

消きえそうに せめぎ合あう光ひかり
欲ほしがる 一粒ひとつぶの闇やみを

未まだ 息いきは出来できているね
偽物にせものの優やさしさを 殺ころして

籠かごの中なかで歌うたうように笑わらう あなたの名なを引ひき戻もどすから
他ほかの誰だれも代かわる事出来ことできない あなたの名なを僕ぼくが呼よぶから

消きえないように 欠かけた月つきを繋つないでいよう