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点滅てんめつを繰くり返かえしてそれは
遠とおくまで連つらなっている
笑わらっているように見みえて
泣ないているように見みえるのは
輝かがやく都市としの栄光えいこう
戯たわむれて退屈たいくつになって澱よどんだ光ひかりは
鳩はとの背中せなかに乗のって飛とんでいった
午後ごごの気取きどった憂鬱ゆううつ
借かりて来きたような台詞せりふ
開ひらいて暴あばいて捨すてて
路面ろめんに落おとして踏ふんで
それを素手すでで拾ひらって喰くらう
それの泥どろを払はらって喰くらう
そこで喉のどを鳴ならして笑わらう
汗あせを流ながして笑わらう
東京とうきょう
花はなと夢ゆめ
走はしって止とまって
止とまって走はしって
廻まわって終おわって
終おわっても走はしれ
追おいかけながら追おわれている
陽炎かげろうに歪ゆがむ影達かげたちは
水みずをかけ合あってズブ濡ぬれて
主張しゅちょうはもつれた知恵ちえの輪わ
創造そうぞうと消費しょうひと再生さいせい
今日きょうも謎なぞは謎なぞのまま
反復はんぷくするエナジー
廻まわる巨大きょだいな回転木馬かいてんもくば
吊つり革かわにぶら下さがって彼かれは
未いまだ産うまれていない
もののような顔かおをして
市街地しがいちの方ほうに運はこばれて行いく
花はなは落おちきって緑色みどりいろ
ベランダに布団ふとんは干ほされたまま
時ときは止とまっている
止とまったままで動うごき出だす
東京とうきょう
熱ねつと風かぜ
どうにでもなれ
どうにでもなる
何なんとでも言いえ
何なんにでもなれる
東京とうきょう
花はなと夢ゆめ
走はしって止とまって
止とまって走はしって
廻まわって終おわって
終おわっても走はしれ
遠とおくまで連つらなっている
笑わらっているように見みえて
泣ないているように見みえるのは
輝かがやく都市としの栄光えいこう
戯たわむれて退屈たいくつになって澱よどんだ光ひかりは
鳩はとの背中せなかに乗のって飛とんでいった
午後ごごの気取きどった憂鬱ゆううつ
借かりて来きたような台詞せりふ
開ひらいて暴あばいて捨すてて
路面ろめんに落おとして踏ふんで
それを素手すでで拾ひらって喰くらう
それの泥どろを払はらって喰くらう
そこで喉のどを鳴ならして笑わらう
汗あせを流ながして笑わらう
東京とうきょう
花はなと夢ゆめ
走はしって止とまって
止とまって走はしって
廻まわって終おわって
終おわっても走はしれ
追おいかけながら追おわれている
陽炎かげろうに歪ゆがむ影達かげたちは
水みずをかけ合あってズブ濡ぬれて
主張しゅちょうはもつれた知恵ちえの輪わ
創造そうぞうと消費しょうひと再生さいせい
今日きょうも謎なぞは謎なぞのまま
反復はんぷくするエナジー
廻まわる巨大きょだいな回転木馬かいてんもくば
吊つり革かわにぶら下さがって彼かれは
未いまだ産うまれていない
もののような顔かおをして
市街地しがいちの方ほうに運はこばれて行いく
花はなは落おちきって緑色みどりいろ
ベランダに布団ふとんは干ほされたまま
時ときは止とまっている
止とまったままで動うごき出だす
東京とうきょう
熱ねつと風かぜ
どうにでもなれ
どうにでもなる
何なんとでも言いえ
何なんにでもなれる
東京とうきょう
花はなと夢ゆめ
走はしって止とまって
止とまって走はしって
廻まわって終おわって
終おわっても走はしれ