閉とざされた世界せかいの果はてで
彷徨さまよい歩あるくあなたは誰だれ?
曇くもりなきその瞳ひとみには
何なにを映うつし出だすのだろうか

二度にどとは戻もどれない
足あしを踏ふみ入いれたら
求もとめてはいけない
いずれは消きえゆく運命さだめだから
もがいても抜ぬけ出だせない
答こたえは何処どこにある?

どれだけ痛いたみを感かんじれば
この心こころは満みたされるの?
失うしなうものは何なにもないのに
傷きずつくことを怖おそれて

誰だれかの為ために生いきられたら
いつかは笑わらえるだろうか
記憶きおくの中なかで叫さけび続つづける
赦ゆるされることもなく

降ふり続つづく悲かなしみの雨あめ
溢こぼれ落おちてく涙なみだのようで
滅ほろびゆく生命いのちの種たねは
どんな花咲はなさかせるだろうか

上手うまく生いきられない
偽いつわることでしか
望のぞんではいけない
絶望ぜつぼうを知しっているのならば
あがいても逃にげ出だせない
それでも…生いきてゆく

自問自答じもんじとうを繰くり返かえして
辿たどり着ついたその先さきには
受うけ入いれられぬ真実しんじつばかり
ただ目めを背そむけられず

誰だれかの為ために命懸いのちかけて
尽つき果はてることができたら
失うしないかけた大切たいせつなもの
取とり戻もどせるはずだろう

どれだけ痛いたみを感かんじれば
この心こころは満みたされるの?
失うしなうものは何なにもないのに
傷きずつくことを怖おそれて

誰だれかの為ために生いきられたら
いつかは笑わらえるだろうか
記憶きおくの中なかで叫さけび続つづける
赦ゆるされると願ねがって