契約結けいやくむすべば手てに入はいるさ魂たましい
獲物えものを探さがし今夜こんやも街まちへ溶とける

溢あふれんばかりの財宝ざいほうも名誉めいよも
俺おれには飾かざりにもならないさ今いまは

食くい繋つなぐ術すべさえ
誰だれも教おしえてはくれない世よに
孤独こどくに喘あえぐ

愛あいする事ことも許ゆるされず
幾千いくせんの死しを見届みとどけ
命喰いのちくらう俺おれはまるで
悪魔あくまの様ように笑わらう

首筋晒くびすじさらせば手てに入はいるさ魂たましい
この世よを永久えいきゅうに生いきてみたいか 俺おれと

背徳はいとくの生いき様ざま
忌いみ嫌きらわれては追おわれるのさ
君きみにはさせない

愛あいする故ゆえに背せを向むけて
己おのれを欺あざむいたけれど
乾かわく身体からだ 止やまぬ震ふるえ
無垢むくな君きみが欲ほしい

溢あふれ出だす情熱じょうねつ
むせかえる君きみの唆そそる香かおり
喉笛鳴のどぶえならせばまだ
孤独こどくを抉えぐれ

愛あいする事ことも許ゆるされず
幾千いくせんの死しを見届みとどけ
君きみを喰くらう俺おれはまるで
悪魔あくまの様ように笑わらう

愛あいする故ゆえに牙きばを剥むき
孤独こどくの螺旋らせん 突つき落おとす
命喰いのちくらう君きみよどうか
どうか俺おれを憎にくめ