あぁ叫さけぶ事ことを忘わすれた君きみの声こえ
共ともに響ひびけこの場所ばしょで

繰くり返かえす悲劇ひげき 無意味むいみな争あらそいは
かけがえのないもの奪うばってゆく
砕くだけ散ちった身体からだ この手てをすり抜ぬけて
己おのれの無力むりょくさに涙落なみだおとした

絶望ぜつぼうの淵ふちをさ迷まよう僕ぼくに
同おなじ瞳ひとみをした君きみの微笑ほほえみ

月夜つきよ 照てらし出だす孤独こどくの影かげ 二ふたつ揺ゆれ

あぁ叫さけぶ事ことを忘わすれた君きみの手てを
もう二度にどと離はなさぬように
深ふかく深ふかく抉えぐった傷跡きずあとをそっと包つつんだ

決別けつべつと哀悼あいとう 戻もどれぬ日ひを胸むねに
震ふるえる君きみと二人ふたり 明日あしたを誓ちかう

闇夜やみよ 歩あるき出だす光求ひかりもとめ いつか笑わらえるまで

静しずかに頬ほほを濡ぬらした
悲かなしみの雨あめ 強つよさになれ

あぁ叫さけぶ事ことを忘わすれた君きみの声こえ
共ともに響ひびけこの場所ばしょで
君きみの鼓動こどう 痛いたみ 抱だき締しめたら
立たち上あがり 空そらを見上みあげ
強つよく強つよく描えがいた夢ゆめの先さき 共ともに今いまを生いきよう