研とぎすました 季節きせつの始はじまりに
耳みみをなぞる 引ひき裂さかれた音おと
ざわめく胸むね あなたの肩震かたふるえた
名前なまえを呼よぶ声こえ

幼おさない僕ぼくは千切ちぎれた糸いとを
するり 掴つかめずに泣ないてた

I feel you
冷つめたい風かぜに乗のりあなたを見みつけ出だし
I feel you
空そらに架かかる赤色結あかいろむすぼう あなたの街まちへと

数かぞえた距離きょり 空白くうはくの中積なかつもり
僕ぼくは一人ひとり あの街まちを想おもう
ざわめく胸むね 雑踏ざっとうの中探なかさがした
名前なまえを呼よぶ声こえ

言葉ことばは宙ちゅうにぶら下さがったまま
ぐらり 現実げんじつを拒こばんだ

I feel you
あなたが今いま 誰だれと歌声交うたごえかわしても
I feel you
記憶きおくに書かきなぐった名前なまえを呼よんでくれるなら

I feel you
冷つめたい風かぜに乗のりあなたは気きまぐれに
I feel you
空そらに架かかる青色あおいろの虹にじになった
So I feel you
僕ぼくの名前なまえすら忘わすれていてもいいさ
ここでもう一度出会いちどであおう 何なにも言いわないで