あれからどれくらい経たったかな 人類じんるいは死しなない体からだを手てに入いれて
占うらない師しは絶滅ぜつめつ 未来みらいは確実かくじつ 予定よていは絶対ぜったい 機械きかいの現実げんじつセレモニー

成人式せいじんしきを前まえに成長せいちょうを止とめた 脳のうには900年分ねんぶんの記憶きおく
正直しょうじき40年ねんくらいまでで 思おもひ出での回廊かいろうは途切とぎれてるけど

犯罪はんざいも無なくなって 人生じんせいは統計学とうけいがく
ハズれない天気予報てんきよほうは誰だれも見みやしない

さあ どこで間違まちがえたんだろうね
夢ゆめに見みてた未来みらいはこんなにも 夢ゆめがない
空そらから女おんなの子こが降おりてきたり 世界せかいを救すくう旅たびに出でる少年しょうねんは
化石かせきになって眠ねむってる 忘わすれちゃったな

あれからどれくらい経たったかな 君きみなら800年前ねんまえにいない
永遠とわを選えらぶことを拒こばんだ君きみは もう永遠えいえんに会あえないんだね

ぬくもりも消きえ去さって 戯言ざれごとは精神圧せいしんあつ
決きめられた未来みらいなんてつまんない、と君きみは言いった

そんなに深ふかく考かんがえることも無なくなった頭あたまが
警鐘けいしょうを鳴ならして僕ぼくを責せめ立たてる
背中せなかを押おされた雫しずくが行いき場ばを無なくして
ポタリ、ポタリと落おちた

さあ ここで間違まちがえたんだろうな
880年前ねんまえにタイマーをセット 迷まよわない
空そらから僕ぼくが降おりて来くるなり 僕ぼくは僕ぼくをはたいて叫さけんでた
気付きづいた僕ぼくは笑わらってた

さあ これで終おわりになったかな
夢ゆめに見みてた未来みらいはこんなにも 夢ゆめがない
あと少すこしで僕ぼくもさよなら それならきっと幸しあわせだったんだろう
一人ひとりをやめて眠ねむってる 忘わすれないから

あれからどれくらい経たったかな 僕ぼくらは800年前ねんまえにいない
適当てきとうな事ことばっかり言いって 笑わらいあえたんだよ