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炎天下えんてんかにわ かれみみまでうなれていた
自由じゆうになれとそっと首輪くびわはずしてやったんだ
だけどかれはその場所ばしょうごきはしなかった
びたくさりかれしばりつけてはいなかった

おれなに期待きたいしてた?
チクリといたむこのむねかぜけた
その時何ときなんとなくかんじた 直観ちょっかん確信かくしんわった
自由じゆう気分きぶんならそれで十分じゅうぶん”だって

その場所ばしょからえる景色けしきはどうだい?
ネガポジプラスマイナスゼロの地平線ちへいせんって

子供こどものころえがいたいろとりどりの世界せかい
そら虹色にじいろ クジラがくも隙間すきまおよいだ
画用紙がようしをはみゆかかべつづ物語ものがたり
大人達おとなたち子供こどもらしいとめてくれたから

子供こどもはわりと不自由ふじゆう大人おとなはわりと自由じゆう
おれはどうなんだ?
変換へんかんミスや間違まちがいやおもいつきや無駄むだこうに
無限むげん宇宙うちゅうひろがっているがした

さわれないひかりばす指先ゆびさき
この自由じゆうおしえてやるんだ

かぜけるあの場所ばしょまでぼくはしけよう
何故なぜかこぼれてくあのなみだ凛々りんりんおとえが
たしかなものなんてない未来みらいへひょうひょうとはしけよう
だれかのちいさなつぶやきでさえ世界せかいえてしまうかもしれない

えてしまうかもしれない
こう こう
かぜけるあの場所ばしょまでぼくはしけよう