振ふり向むく事ことも無ないまま 遠とおく離はなれてく
君きみの背中せなか 見みつめ
笑わらいあえた日々ひびと 夢ゆめの後先あとさき
重かさねてみた 君きみを 求もとめていた 今いまも

それぞれの道みちを 歩あるき始はじめたんだ
胸むねの奥おくに 秘ひめた想おもい 抱だいて
だから最後さいごだけ 強つよがらせてくれ
忘わすれないで 愛あいし合あえた時間ときを

濡ぬれた瞳ひとみを閉とざして 「離はなれたくない」と
君きみが不意ふいに 泣ないた
曖昧あいまいな夕暮ゆうぐれ 想おもい出での影かげ
あの日見ひみせた 涙なみだ 心こころを刺さす 今いまも

夢ゆめを描えがけても 愛あいは満みたせなくて
もがくほどに 苦くるしくなる 愛情あいじょう
大人おとなになれない 不器用ぶきようなままの
こんな僕ぼくを どうか許ゆるして欲ほしい

それぞれの道みちを 歩あるき始はじめたんだ
胸むねの奥おくに 秘ひめた想おもい 抱だいて
だから最後さいごだけ 強つよがらせてくれ
忘わすれないで 愛あいし合あえた時間ときを

抱だきしめる度たびに 確たしかめ合あうはずの愛あいは 闇やみに消きえた

そして迷まよい巡めぐる 出会であいと別わかれ
思おもい返かえす 君きみを