めそめそしてた夜よるに
何気無なにげなく さり気無げなく
いつまでも立たち止どまっては
いけないよ、と

あなたが言いってくれた
優やさしさの中なかにあるその強つよさに
心こころは救すくわれたんだ

時間じかんは静しずかに包つつみ込こむ
悲かなしい想おもいも痛いたみも
癒いやされてゆく 少すこしずつ
あなたの眼差まなざしがほら
みつめるから

ああ あたたかいな
ひとりじゃないことを知しった
夜明よあけ
もう少すこし強つよくなれるから

叶かなわない夢ゆめはないよ
君きみらしく真まっ直すぐに
ひたむきに日々ひびをゆけば
いいんだよ

あなたが言いってくれた
明あけ方がたの空見そらみながら 風景ふうけいを
きっときっと忘わすれないだろう

太陽たいようが少すこしずつ
雲くもの隙間すきまを縫ぬって
満みちてゆく その瞬間しゅんかんを
息いきを潜ひそめて感かんじた
優やさしい光ひかり

ああ まぶしいな
あの想おもいは心こころを照てらして
もう一度見いちどみつめてゆこう

ああ あたたかいな
ひとりじゃないことを知しった
夜明よあけ
もう少すこし強つよくなれるから

もうすぐ陽ひはのぼるから