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まだちいさなころやさしさとはなにかをおしえてくれた友達ともだちがいてね。

たのしい出来事できごと魔法まほうみたいに次々つぎつぎつないで あそんでいた
きみわせて 何処どこへでもゆく かなしみなんか 何処どこにもなくて
だけどきみはある かぜつよ 何故なぜかさよならを げたんだよね

たがいの世界せかい友達ともだちをつくったら またあそびにゆこうって 約束やくそくをした

それなりにぼくにも 友達ともだちができて 縄跳なわとびをしたり 野球やきゅうをしたり
きなはなしあさまでさわぎ みんなでしかられた修学旅行しゅうがくりょこう

さぁ きみいにゆく なにはなそうかな こころはずませて あの場所ばしょ

さよならってきみう どうしてってぼく
またおうってぼくう だめだよってきみ
どうして、だめなのさ ぼくなみだ
きみなみだはね きてるひとのために使つかうのさ
むだづかいしちゃだめだって きみ

大人おとなになるにつれ 世界せかいひろ視点してん様々さまざままなびはふか
ただしさとはなにか ただっただけのぼくただしい人間にんげんれるかな
やさしさとはなにちいさなころおそわったことだけは わすれないでいよう

うしろをいたまま まえにはすすめず すすむということは うしろにけること

「あなたが友達ともだち背中せなかとき その友達ともだちはもう あなたをていない
あなたは見返みかえりを もとめることなく その背中せなかすすませるのだ 見届みとどけるのだ」

まだちいさなころやさしさとはなにかをおしえてくれた友達ともだちがいてね。