- 文字サイズ
- よみがな
窓まどいっぱいに貼はりついた 黒くろい空そらが怖こわいから
夜よるに穴あなをあけてみようって計画けいかくさ
白しろく くり抜ぬいてできた 丸まるい穴あなを人々ひとびとは
月つきと呼よんで こよなく愛あいしたそうだ
そこに兎うさぎが 住すみ着ついたんだってね
青あおい星ほしが とても寂さびしすぎて
兎うさぎよ もう泣なかないでおくれ 言葉ことばにできぬ想おもいは そのままに
君きみのかわりに 僕ぼくがうたうから
月つきのしずくというのは 耳みみがとても大おおきいのに
声こえを持もたずに生うまれた君きみの涙なみだですか
例たとえば 僕ぼくらのこの手てのひらでは
タンバリンのような銀ぎんの音色ねいろを
奏かなでることはできないけれど
寂さびしい想おもいを かき消けすように
ほらこうして 空そらいっぱいに
とても とても 楽たのしくて とても とても 嬉うれしくて
はしゃぎ回まわりながら しっぽを振ふる君きみを
少すこしだけ遠とおい場所ばしょから 少すこしでも届とどくように
手てを叩たたきながら 見みつめているからね
夜よるに穴あなをあけてみようって計画けいかくさ
白しろく くり抜ぬいてできた 丸まるい穴あなを人々ひとびとは
月つきと呼よんで こよなく愛あいしたそうだ
そこに兎うさぎが 住すみ着ついたんだってね
青あおい星ほしが とても寂さびしすぎて
兎うさぎよ もう泣なかないでおくれ 言葉ことばにできぬ想おもいは そのままに
君きみのかわりに 僕ぼくがうたうから
月つきのしずくというのは 耳みみがとても大おおきいのに
声こえを持もたずに生うまれた君きみの涙なみだですか
例たとえば 僕ぼくらのこの手てのひらでは
タンバリンのような銀ぎんの音色ねいろを
奏かなでることはできないけれど
寂さびしい想おもいを かき消けすように
ほらこうして 空そらいっぱいに
とても とても 楽たのしくて とても とても 嬉うれしくて
はしゃぎ回まわりながら しっぽを振ふる君きみを
少すこしだけ遠とおい場所ばしょから 少すこしでも届とどくように
手てを叩たたきながら 見みつめているからね