僕ぼくらは空そらを見上みあげ
僕ぼくらは空そらを見上みあげ
変かわらない景色けしきを
見上みあげるのでした

ひどい雨あめの中なか
泥水吸どろみずすった靴くつが
パシャリパシャリと
浮うかれた気持きもち叩たたいた

ミミズ腫はれになった
行いき場ばのない熱ねつが
湿しめる息いきを濃こくする

ふやけてく僕ぼくら
ひどい雨あめ

このままじゃきっと
花火はなびは中止ちゅうしだな
濡ぬれた神社じんじゃの
狐きつねが笑わらう

晴はれない
晴はれろ
晴はれない
晴はれろ
晴はれない
晴はれろ
晴はれろ
晴はれろ
晴はれろ

僕ぼくらは空そらを見上みあげ
僕ぼくらは空そらを見上みあげ
変かわらない景色けしきを
見上みあげるのでした
僕ぼくらは空そらを見上みあげ
僕ぼくらは空そらを見上みあげ
変かわらない景色けしきを
見上みあげるのでした

骨ほねの折おれた傘かさ
遂とげられない計画けいかく
生温なまあたたかいラムネ
やまない雨あめ

それでも僕ぼくはかまいやしなかった
ただずっとここに居いたかった

帰かえろう
そう言いって
君きみは笑わらう

晴はれろ
晴はれろ
晴はれろ
晴はれろ
晴はれろ
晴はれろ
晴はれろ
晴はれろ
晴はれろ
晴はれろ

僕ぼくらは空そらを見上みあげ
僕ぼくらは空そらを見上みあげ
変かわりゆく景色けしきを
見上みあげるのでした

僕ぼくらは空そらを見上みあげ
僕ぼくらは空そらを見上みあげ
変かわらない景色けしきを
刻きざんだのでした