声こえが聞きこえたんだ 確たしかに君きみの声こえが

春はるはうららか 日差ひざしの中なか 君きみのあくび 僕ぼくもつられた
夏なつは真まっ白しろな砂浜すなはまで いつも愚ぐにもつかない話はなし
秋あきは校舎こうしゃの屋上おくじょうから 沈しずむ夕日ゆうひ 並ならんで見みてた
冬ふゆは木枯こがらしにもめげずに 漕こいだペダル走はしる自転車じてんしゃ

履はきつぶしたスニーカーで 長ながい坂道さかみちを
ゆっくりと歩あるいた ふぞろいな足音あしおと
どこまでだって 行いける気きがした

声こえが聞きこえたんだ 風かぜの中なかに君きみの声こえが
きっと強つよくなれる 僕ぼくらはもう迷まよわない

離はなれ離ばなれの街まちで暮くらし 今いまはひとり眺ながめる夕日ゆうひ
君きみもどこかで同おなじように 茜空あかねぞらを見上みあげてるのかい?
近道ちかみちか?遠回とおまわりなのか? 巡めぐり巡めぐる時間じかんは過すぎる
ただひたすら ただがむしゃらに 走はしる 走はしる 走はしり続つづける

いつでもリードしてくれた 君きみはここにいない
何度なんども人波ひとなみに 流ながされそうになっても
今いまを必死ひっしに 生いきてゆくんだ

声こえが聞きこえたんだ 風かぜの中なかに君きみの声こえが
きっと強つよくなれる 僕ぼくらはもう迷まよわない

懐なつかしい思おもい出でが遠とおくから 優やさしいふりして呼よびかけても
君きみはきっと笑わらって言いうだろう
「振ふり返かえるな」って「前まえを向むけよ」って「また会あえるさ」って

声こえが聞きこえたんだ 風かぜの中なかに君きみの声こえが
きっと強つよくなれる 僕ぼくらはもう迷まよわない

前進ぜんしんせよ 前進ぜんしんせよ 前進全霊ぜんしんぜんれいで進すすめ前まえヘ
前進ぜんしんせよ 前進ぜんしんせよ 前進全霊ぜんしんぜんれいで走はしり抜ぬけろ My way