開あけてくれたのは 君きみだ
どうやったのか わからないけれど
開あけようという気きもなかった 僕ぼくだ
遠とおい昔むかしに 鏡かがみも無なくしたまま

微笑ほほえんでいる 君きみ
僕ぼくを試ためしてほしいんだ
その手てを離はなさずに歩あるきつづけるから

この窓まどに 陽ひのひかり
この窓まどに 雨あめのにおい
この窓まどに 海うみのきらめき
この窓まどに 明日あしたが入はいってくる

閉しめてくれたのは 君きみだ
静しずかに 誰だれも気きづかないうちに
開あけっ放ぱなしにしたのは 僕ぼくだ
それが愛あいだと 勘違かんちがいのまま

遠とおくを見みてる 君きみ
僕ぼくを試ためしてほしいんだ
君きみがいない時間じかんに生いきることはできないと

この窓まどに 陽ひのひかり
この窓まどに 雨あめのにおい
この窓まどに 海うみのきらめき
この窓まどに 明日あしたが入はいってくる