来くるよ その瞬間しゅんかんは僕ぼくを掴つかんで
命中率めいちゅうりつなんて分わからないけれど
一度いちどとして逃にげられなくて
無表情むひょうじょう 奴やつからは何なにも読よめない
一瞬いっしゅんの隙すきに僕ぼくのテリトリーへと
音おとも立たてず侵入しんにゅうする

ありのままの現実げんじつに
惑まどわされ 踊おどらされ
僕ぼくにはもう藻掻もがくこと
それさえも
奪うばわれて


来こないで 今度こんどばかりは止とめて
やり直なおしの現実げんじつは嫌いやだよ
無機質むきしつなものはいらない
形かたちない奴やつはすぐ側そばにいる
なす術すべもなく取とり込こまれてく

怖こわかったんだ
何なにもかも なかった事ことになるの
いつものように 儚はかなさが残のこるだけ
それだけで

何度繰なんどくり返かえしてきたんだろう
吐はき出だしたものは計はかり知しれなくて


分わかつてるんだ この先さきは僕ぼくはまた一人ひとりだろ
望のぞまないよ 未来みらいなんて 見みえてるでしょ

ありのままの現実げんじつに
惑まどわされ 踊おどらされ
僕ぼくにはもう藻掻もがくこと
それさえも
奪うばわれて

壊こわされるんだ 何なにもかも
跡形あとかたもさ ないぐらい
奴やつはすぐ側そばで僕ぼくを
待まってるの もうバイバイ