抱だきしめてよ あなたから 壊こわれるくらいに
理由りゆうなんてなくていい アイシテルなんて言いわなくても

友達ともだちのままなら 傷きずつくこともない たぶん
夏なつの天気雨てんきあめのように 通とおり過すぎてくはず
照てれて笑わらった顔かお 私わたしの名前呼なまえよぶ声こえ
またひとつ知しるたび なんで こんなに苦くるしいの

これは恋こいじゃなくて 心こころに言いい聞きかせて
だけどそばにいたくて

抱だきしめてよ あなたから 壊こわれるくらいに
理由りゆうなんてなくていい アイシテルなんて言いわなくても

綺麗きれいなものだけに 囲かこまれて生いきてたいけど
汚よごれた宝石ほうせきのような いびつな想おもいがある

覚悟かくごもないくせに 会あいたいと願ねがって
だけど待まってるだけで

抱だきしめたい 私わたしから 本当ほんとうはあなたを
答こたえなんて欲ほしくない アイシテルなんて

ふざけたフリで 繋つないだ指ゆびが熱あつくて
戸惑とまどいながら 胸むねの奥おくで呟つぶやくだけ 時ときよ止とまれと

抱だきしめたい 私わたしから 本当ほんとうはあなたを
答こたえなんて欲ほしくない アイシテルなんて

抱だきしめてよ あなたから 壊こわれるくらいに
理由りゆうなんてなくていい アイシテルなんて言いえないけど
言いえないけど