君きみしか知しらない僕ぼくの事こと 僕ぼくしか知しらない君きみの事こと
意識いしきが遠とおのく首筋くびすじと 潤うるんだ粘膜ねんまくの夜よるの味あじ
マネキンの様ような君きみの背中せなか 気付きづけばギラつく青あおい羽根はね
知しらない煙草たばこの残のこり香がに 緩ゆるんだ口唇こうしんが唾つばを吐はく

天国てんごくは裏腹うらはら 仮初かりそめの愛あいなんて言葉ことばで
騙だまし合あうアダムとイヴなんかじゃ嫌いやだよ

君きみが
僕ぼくにくれたこの新世界しんせかいは 僕ぼくだけのモノなんかじゃなかった
ひび割われた光ひかりの壁かべに差さし込こむ 忘わすれかけていた傷きずが痛いたいよ

どうしてくれるのさ
ファズくらい歪ゆがんでもいいから
其そのまま 僕ぼくに身みを預あずけておくれ

君きみが
僕ぼくにくれたこの新世界しんせかいを 二人ふたりだけのモノにしたいから
歪いびつな手作てづくりの箱はこに押おし込こむ 歪ゆがんだ泣なき顔がおも綺麗きれいだね

君きみと
僕ぼくのこの新世界しんせかいは 二人ふたりだけのモノになったから
この箱はこの中なかなら好すきなだけ閉とじ込こめてあげるよ
君きみの笑顔えがおが見みたいから