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ふと目覚めざめて感かんじる、君きみの寝息ねいき。
温あたたかさが、心こころの奥おくへしみわたって行いく。
その矢先やさき、
光ひかりが夜よるを、、壊こわし始はじめる。
気品きひんに満みちた暗くらい部屋へやに、
色いろが加くわわり、
現実げんじつが襲おそいかかる。
来くるな。
やっと手てにした温ぬくもりを、
もう手放てばなさなくては行いけないのか?
失うしなうくらいなら、
いっそ、知しりたくなかった。
最後さいごにもう一度いちど、抱だき締しめようとすると、
君きみは、もういない。
残のこるのは、かすかな月つきの香かおりだけ。
この望のぞみ、何処どこにぶつければいい。
この涙なみだ、何処どこに落おととせば良いい?
この呪のろい、誰だれに向むければ良いい!
温あたたかさが、心こころの奥おくへしみわたって行いく。
その矢先やさき、
光ひかりが夜よるを、、壊こわし始はじめる。
気品きひんに満みちた暗くらい部屋へやに、
色いろが加くわわり、
現実げんじつが襲おそいかかる。
来くるな。
やっと手てにした温ぬくもりを、
もう手放てばなさなくては行いけないのか?
失うしなうくらいなら、
いっそ、知しりたくなかった。
最後さいごにもう一度いちど、抱だき締しめようとすると、
君きみは、もういない。
残のこるのは、かすかな月つきの香かおりだけ。
この望のぞみ、何処どこにぶつければいい。
この涙なみだ、何処どこに落おととせば良いい?
この呪のろい、誰だれに向むければ良いい!