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とおりぬけて
夜風よかぜがまたがれば
とおそらわすれた唄思うたおもせるの?
いこした昨日きのうかげがかすめるような
いこせないくもかんでた

ぼくとどくかな
途切とぎれないそらおもかさねて
ちゃんととどくかな

きみはカナリヤ
うたこえなくして
うつ水面すいめん涙落なみだおちて
つきかりがらすそのさきまで
つづ静寂せいじゃくなみはよせて

まよいも
せてく日々ひびぎれば
いつかこたえになるはず

りだして
にじんでいくまらないあめ
なきそらかなしい唄思うたおもすから
えなくてかげむねにつもってくような
哀切あいせつ空回からまわりです

二人出会ふたりであってかさねたおもは ほら
そのままずっと ここにあるから

月夜つきよカナリヤ
またゆめはぐれて
うつ景色けしき涙枯なみだかれて
つきやさしくらす海浮うみうかんで
つなわせた星見上ほしみあげて

わかれも出会であいもめぐりくるほど
おもいはつづいてくから

きみはカナリヤ
わらこえなくして
うつ水面すいめん涙落なみだおちて
つきかりがらすそのさきまで
つづ静寂せいじゃくなみかえして

まよいやなみだ戸惑とまどいながら
ずっとさがしてたいまがあるから
きっとあるせるから