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よみがな
とおはるちわびたはな
薄紅色うすべにいろして まだ夢見ゆめみている
なつ午後ごごあめ れる木々きぎかげ
たわむれるとりこえ ときをもてあます

季節きせつわるたびに きみとここでえたなら

あたりまえ景色けしきなか大切たいせつなものがあるから
二人何ふたりなにつけながら あるいてゆくことがとてもうれしい

しおみたいに あきおとずれて
さびしさよりもさきひとあい出会であいがあり
ふゆゆきながれないなみだ
こころなかもる あたたかな記憶きおく

季節きせついろどられた ときあつえがこう

あたりまえ景色けしきが いつまでもそこにあるわけじゃない
わりゆくものだからこそ きみのことをわらずあいしている

ひと皆一人みなひとりきりで ざした胸支むねささえきれない

あたりまえ景色けしききみがいるだけで特別とくべつになる
つぎ季節きせつをまたきみむかえられることはきっとしあわ